「関内関外都市交通シンポジウム」が1月20日、中区尾上町のYOXO(よくぞ) BOXで行われた。地域のNPOや横浜市などで組織されるよこはま都心部水上交通実行委員会が主催した。
水陸の交通連携を図り関内関外地区の回遊性を高める都市交通体系の構築を目的に、関係者らによる情報共有や意見交換をしようと企画された。同実行委は大岡川、中村川、堀川を活用した水上コンテンツの実証実験「よこはま運河チャレンジ」も手掛けており、昨年で11年目を迎えた。
会場には約50人が集まり、専門家による基調講演や交通事業者、行政担当者らによる意見交換も。東大大学院の中村文彦特任教授は都市交通の変遷や海外の事例を紹介し、「水上交通を目的化せず、全体向上の手段として推進する必要がある」と話していた。
同実行委の小林直樹委員長は災害時の交通インフラの大切さについてふれ「物資輸送を含めどのように町と町をつなげていくか考えていきたい」と話した。
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