神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

地下鉄関内駅SDGs自販機 南区のパン店が新たに参入 キャッシュレス販売のみに

社会

公開:2024年4月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
パンを補充した自販機の前で「カッセルカフェ」の八亀夫妻(4月5日撮影)
パンを補充した自販機の前で「カッセルカフェ」の八亀夫妻(4月5日撮影)

 SDGsの取組として、食品ロス削減を目的に地下鉄関内駅構内に設置されているロッカー型自動販売機が一新され、4月5日から南区南太田のドイツパン店「カッセルカフェ」の商品が加わった。これにより、1月の開始当初から販売していた「縁道パン」=中区相生町=と2店のパンを販売。現金での購入から交通系ICやクレジットカードなどのキャッシュレス払いに変った。

 ロッカー型自販機は、市とロッカーの製造・販売のアルファロッカーシステム=金沢区=、地元のパン店が共同で実施。縁道パンでは閉店後にその日に売れ残ったパンをロッカーに搬入し、通常の約3割で販売していた。「美味しいパンがお得に購入できる」とすぐに話題を集め、補充時間前に行列ができるなど大盛況に。同店では、「名前や味を知ってもらえたことで実店舗への来店が1、2割ほど増加した」と話し、「結果的に食品ロスが減り、良い循環ができている」と喜ぶ。

 カッセルカフェの八亀明子さんと夫・淳也さんはメディアでこの取組を知り、「パンの原材料も高騰する中、捨てるのではなく食べてもらう機会があれば」と参画を申し出た。自販機で販売するのは二次利用ができないデニッシュ系のみ。数個セットで1000円、最大3セットを販売する。

設置エリア広がる

 アルファロッカーシステム営業部担当部長の三木正造さんは「多くのメディアで取り上げられたことで認知が進んだ」と実感。19日から神奈川区の横浜銀行アイスアリーナ内にも設置される。

 一方、「少人数経営が多いパン店の補充人員の確保や、気温が上がる季節の取扱いなどの課題も見えてきた」といい、補充から一定時間経ったパンの販売を休止するなどの対応を検討している。

 パンの補充は縁道パンが月〜金の午後7時頃、カッセルカフェが月・水除く5時〜6時半頃。商品補充がない日もあり。

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

テロ想定し戸部署と訓練

横浜シティ・エア・ターミナル

テロ想定し戸部署と訓練

不審者や不審物の対応

11月22日

憧れのピアニストと交流

横浜みなとみらいホール

憧れのピアニストと交流

小中学生15人が参加

11月22日

悲願の優勝へ決意表明

ラグビー横浜キヤノン

悲願の優勝へ決意表明

リーグ開幕前に出陣式

11月22日

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

12月5日から30日、都心臨海部で

11月22日

永田地区センまつり

ボッチャを体験

南が丘中

ボッチャを体験

別所地区の保活・社協が協力

11月21日

あっとほーむデスク

  • 10月17日0:00更新

  • 7月18日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook