第13回薬物乱用防止キャンペーンin横濱(8月22日〜11月15日)に合わせた啓発イベントが8月22日、そごう横浜店前の新都市プラザ=西区=で行われた。横浜市薬剤師会、横浜薬科大学らによる共催。
同キャンペーンは政令指定都市の薬剤師会が中心となり実施。7月20日にはキャンペーンの一環である、うちわ配りが各地で行われた。
神奈川県警によると、2023年の県内の大麻事犯検挙者数は548人で、そのうち70%以上が30歳未満。大麻や覚醒剤などの違法薬物の不正利用のほか、咳止めや市販薬を過剰摂取する「オーバードーズ」など、薬物乱用の危険性を若者に呼び掛けることが急務だという。
新都市プラザで行われたイベントには、市薬剤師会などが参加。同会の坂本悟会長らが通行人に薬物乱用の危険性を訴え、特設ブースでは「肌うるおい度チェック」や「こども調剤体験」などを行った。横浜薬科大学は漢方入浴剤を作るワークショップを開催。学生が対応し、参加者と交流を図った。
坂本会長は「薬は本来、人の健康に貢献するもの。薬の専門家としての責任を持って、行政や自治会町内会などと連携し、薬物乱用防止を呼び掛ける啓蒙活動に取り組んでいきたい」と今後の方針を語った。
市薬剤師会は能登半島地震の被災地支援のため、災害時対策医薬品供給車両(モバイルファーマシー)を派遣するなどの社会貢献活動にも取り組んでいる。
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