十五夜の満月を愛でながら秋の豊作を祝う節句「中秋節」のお月見鑑賞会が9月17日、横浜中華街の山下町公園で行われた。
中国では、中秋節に家族で食卓を囲み、月餅を食べながら一家だんらんを楽しむ風習がある。開会に先立ち、横浜中華街発展会協同組合の進藤さわと理事長は「おめでたい日にはぜひ中華街に来て楽しんでもらえたら」とあいさつした。
来場者は月餅をほおばりながら、満月と中国の伝統芸能の舞踊や変面、演奏を楽しんでいた。
横浜中華街では中秋節に合わせ、この時期限定の中秋月餅を販売している。各店舗で餡やナッツ類が入った甘いものから肉を使った食事になるものまで、中国の銘菓を味わえる。
また、中華街の延平門から西門通りに入ったところにある屋外展示施設の「九龍陳列窓」では、中秋節をテーマにした展示を行っている。なぜ月餅を食べるのかやどんな種類があるかなどを知ることができる。
中秋月餅の販売と中秋節の展示は9月30日(月)まで。
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