中区本牧元町にある本牧絵画館で「岩田榮吉の世界 若き日の風景画から」展が1月19日(日)まで、開催されている。
同館は、東京藝術大学油絵科を首席で卒号し、その後パリを拠点に活動した画家・岩田氏の作品を数多く所蔵。写実的な細密表現の静物画で知られる岩田氏だが、若い頃の一時期、風景画を集中的に描いた。今回は、学生時代の作品8点や、渡仏後30代前半に集中的に取り組んだ風景スケッチと油彩作品計27点などを展示。岩田氏の画業全体に「風景画」がどのような意味を持っているかを探る。武田由隆館長は「決して多くの風景画を残しているわけではないが、作品の奥底に流れる伏流を感じてもらえれば」と話した。
開館は午前10時〜午後5時(入館4時30分)。火曜休館。観覧料は一般500円。(問)同館【電話】045・629・1150
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