南区永田東に本社を構える「かもめパン」は南警察署と一緒に、詐欺防止の啓発活動に取り組んでいる。10月から店名の「かもめ」の頭文字を取った合言葉「か(・)かさず確認 も(・)しかしたら め(・)い惑電話かも」と書かれた紙袋を無料配布。「文字だけでは味気ない」と同店のキャラクター「かもめちゃん」をスタッフが現代風に描き、目を引く工夫も施されている。また、同店の一番人気である「あげパン」などの個包装にも合言葉が書かれたシールを貼付。詐欺防止に一役買っている。
同店は今年100周年を迎える老舗の製パン店。横浜市が学校給食制度を開始した時から給食パンを提供し続けてきた。南警察署生活安全課の佐藤寛之課長は「子どもから高齢者まで幅広く地域に愛されるかもめパンさんと、何か一緒にできないかとお声がけさせていただいた」と話す。
かもめパンの藤江嘉昭代表取締役は「長年、地域密着でやってきているので、喜んで協力させていただいた」と話す。来店者からも「こういう啓発はいいですね」という声があったという。
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