今年4月に(株)横浜ステーシヨンビルと湘南ステーションビル(株)が合併し、(株)JR横浜湘南シティクリエイトとして新たなスタートを切った。同社が運営する「シァル横浜」は2020年、駅西口のJR横浜タワーの地下1階から3階に、食品・飲食専門フロアとしてオープン。地元の人達が普段使いできる生鮮食品を始め、通勤時に利用するクイック性、観光客へ地域の魅力を発信するなど様々な役割を担う。
7月に店長に就任した設楽哲さんは、「地域に根差したシァルだからこそ、お客様の期待に応えていきたい」と意気込む。シァルは駅と街の結節点という立地から、横浜回遊への玄関口としての顔も持つという。「横浜には魅力的な商業施設がたくさんあるので、色々な施設に足を運んでもらえれば、横浜の魅力アップにもつながる」と設楽店長。
JR東日本で4番目に乗降客数が多い横浜駅。一方で駅利用者=シァル利用者でないことを課題に挙げる。利用者を増やす取り組みとして、入り口周りの訴求強化はもちろん、JREポイントキャンペーンや10月はインスタを活用した企画「シァル弁グランプリ」を実施中。SNSを積極的に活用し、顧客が求める情報発信を強化する。
駅利用者により便利に活用してもらうために、カフェの営業時間を30分早める取り組みや、若者にも人気の油そば店のオープンも。設楽店長は「新規のお客様にもご来店いただくことが増えてきた。お客様に常に新しいものを提案していきたい」と前を向いた。
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