地元愛を醸成することを目的としたイベント「ローカルカルチャースクール」が11月9日、商業施設・ニュウマン横浜内の「2416MARKET」で開催された。
同マーケットでは神奈川県内の雑貨や食品などを扱っており、今回のイベントは運営するルミネの子会社(株)STABLES=東京都=と、今年4月に設立した横浜ファンカンパニー(株)=西区=による協業プロジェクトの一環として行われた。
作り手が講師に
初回のテーマは「KANAGAWA LOCAL BEER & CHEERS!」。2416MARKET内にあるビアスタンド「800°DEGREES CRAFT BREW STAND」を会場に、ビールファンや関係者ら約40人が参加。イベントは横浜・神奈川の様々な醸造所のクラフトビールの飲み放題と地元食材を使った料理をビュッフェで楽しみながら進行し、イベント前半では、都筑区にオープンしたビール醸造所「イエローモンキーブリューイング」のヘッドブルワー・齋藤健吾さんと、ビアイラストレーターのイソガイヒトヒサさんによるトークセッションが行われた。
齋藤さんは地元の生産者とコラボレーションしたビールを醸造する喜びやクラフトビールの魅力を、イソガイさんはこれまで手掛けてきたビールラベルなどのデザインや制作する上でのこだわりを熱く語り、参加者たちは熱心に耳を傾けていた。
夢のビールイベント語る
トークセッション後にはワークショップが行われ、「こんなビールイベントがあったらいいな」というテーマで、各テーブルでアイデアを出し合い、発表する場面も。「クラフトビールでビールかけをしてみたい」「迎車付き有名ホテルとのコラボプラン」「商店街ビアガーデン」など、各テーブルの発表があるたびに賛同の拍手がわきあがった。中には「毎回泥酔すると何を飲んだか忘れてしまうから、種類やラベルなどが分かるように『ビールの御朱印帳』が欲しい」という意見や、注ぐ量やハーフ&ハーフの比率まで自分で自由に決められる「セルフタップ」、「体験型ブリュワリー」など、飲兵衛ならではのアイデアが次々と飛び出した。
参加者の一人は「ビールが好きな仲間たちと参加した。飲みながら知らない人同士でも自然と会話が盛り上がって楽しかった」と笑顔を見せ、会場は終始活気あふれる雰囲気に包まれていた。
横浜ファンカンパニーの共同代表の横内勇人さんと工藤葵さんは「参加者たちから出たビールイベントのアイデアは、ぜひどこかで実現したい。今後もビールに限らず、人と人とをつなげていくようなイベントを開催できたら」と話している。
また、今回のプロジェクトでは先月15日から店舗の一角に、神奈川県内の魅力ある商品をテーマに合わせて紹介する小さなワゴン式の売店「2416MARKET KIOSK」を設置。11月30日まで、地元のクラフトビールやおつまみ、乾杯を楽しむグッズなどが販売されている。
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