3月5日に行うコンサートを主催するみなみ文化どんぐりの会の代表 松野 明美さん 永田南在住
笑顔と出会う感動の瞬間
○…南区役所から補助を受け、リコーダーコンサートを企画した。「自分が聴いた時と同じ感動を子どもにも体験してほしい」。2年前にコンサートで聴いた音色が忘れられず、リコーダー奏者の江崎浩司さんに出演を依頼した。「リコーダーは誰もが一度は触れる身近な楽器。そこからあれだけ素晴らしい音が出るとは」と目を輝かせる。
○…南公会堂での寺内タケシさんのコンサートを聴き、8年前、区民がコンサート企画などを行う「みなみ区民文化振興事業」の実行委員に公募した。以来、毎年の運営に携わる。同事業は昨年度で終了し、今年度からは区民が提案した企画を区が補助する形に。「今まで高齢者向けの企画が多かったので、若い人向けのものをやりたかった」と以前の委員仲間と3人で会を結成。「分かりやすいから」と「どんぐりの会」と命名し、企画を応募。審査を通り、コンサートを実現できることになった。「出演者との交渉やチラシの準備など、今まで分からなかった苦労が多い」というが、「小さいことの積み重ねだから」と成功への意欲を見せる。
○…山口県出身。結婚後、横浜に。結婚前から習っていた生け花のセンスを活かし、20年近くフラワーアレンジメントの講師を務め、永田地域ケアプラザでも指導する。「家の中に飾ることもできるし、人へプレゼントすることもできる」とその良さを語り、今後は子どもと花を結び付ける活動も視野に入れている。最近ではパソコンや英会話にも挑戦。「いろんな人と出会えて、輪が広がっていくのが楽しい」と笑う。
○…初めてのコンサート開催に不安も多いが、夫は「やりたいのならやってみれば」と後押ししてくれた。今までの経験から「観客のみなさんの笑顔を拝見した時が、一番充実している」という。「コンサートを聴いてくれれば感動が伝わる」。その思いを胸に、今回も多くの笑顔と出会えることを願っている。
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