江戸時代の荷役制度「助郷(すけごう)」を再現した行列が10月11日、永田小学校で行われた「北永田ふるさとふれあいまつり」の中で披露された。
助郷制度は、大名行列の際、荷物を送り届ける人や馬が不足するため、幕府の命令に応じ、近隣の村が人馬を提供するもの。史料によると、当時の永田村から正徳元年(1712年)に1399人と1832頭の馬が神奈川宿や戸塚宿に荷物を送り届けたとされる。
行列は地元有志の「永田助郷伝承保存連」が22年前に復活させた。2年に1度、同まつりに合わせて行列を再現している。
保存連のメンバーや永田小の児童、教諭ら70人が行列に参加。はんてんを着て長持を担ぐなどして校庭内をゆっくり歩き、かごに乗った子どもに注目が集まっていた。
保存連のメンバーは「助郷の道具をどのように保存していくかが課題」と話し、地域の協力を得ながら歴史を伝承したいとしていた。
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