小学生バレーボールの県大会に出場する「横浜優和クラブジュニア」の代表・監督を務める 大村 恵利さん 六ツ川在住 57歳
どんな時も「仲間のため」
○…指導にあたる男子チームが4月、5月の横浜地域予選大会で連続優勝。6月18日に開幕する県大会への出場を決めた。現在、ジュニアチームの男子部員は7人。一時は試合ができる人数に達しない危機もあったが、選手が友人に声を掛けるなどし、その後3人が入部。「初めはサーブも入らなかった子がグングン伸びた。チーム全体で成長しようとやってきた結果だと思う」と胸を張る。
○…六ツ川で育ち六つ川小、南中に通った。バレーボールを始めたのは高校から。「真面目に努力し、互いを大切にするチームだった」と語り、炎天下、何時間も仲間とレシーブ練習に汗を流したことも。厳しくも楽しかった部活動の日々を「良い仲間がいれば乗り越えられると感じた」と振り返る。現在、指導者として選手に伝えるのは仲間のことを第一に考えてプレーする思いやりの心。「チームを高めるのは全体のコミュニケーション力」と語り、保護者にも、選手全員を自分の子どものようにサポートしてほしいと伝えている。
○…18年前、次女が小学生の時にクラブを設立。2009年度には県大会で準優勝に輝いた。当時の卒業生は現在、毎週の練習や合宿などで小学生の指導にあたってくれる。「チームがみんなの『拠り所』になってくれているのが嬉しい」と微笑む。ジュニアチームを指導した後、自身は「成人女子・優和チーム」の一員として現在も娘と一緒にボールを追いかけている。
○…大岡にある横浜国立大学附属特別支援学校に栄養教諭として勤務。献立計画や衛生管理のほか、食育推進を図るコーディネーターとしても活躍。その知識は選手のコンディション作りに役立っており、試合前の食事や水分補給なども指導する。「ベストな状態で試合に臨めるようにするのが私の役目」と真剣な表情。大好きなバレーボールは「生きる力を育んでくれる教材」。子どものためにできることを貫く。
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