横浜市PTA連絡協議会の会長に就任した 海上(うながみ) 良太さん 永田東在住 49歳
子と地域と学校をつなぐ
○…6月の総会で副会長からトップに就任。役員の押し付けや活動の負担感など、最近は負の部分ばかり強調されるPTAだが、「あくまで参加は任意。無理なく、楽しく活動できることが大事」と話す。「子どもを守るために地域とつながることが役割の一つ」と強調。「PTAは絶対に必要な組織」と言葉に力が入る。
○…井土ヶ谷小学校のそばで税理士として活動。それまでの同校PTA会長からの依頼を受け、2012年から会長に。「『学校に来るのは入学式、運動会、卒業式だけ』と言われていたけど、全く違った」と苦笑い。想像を超える多忙さに当初は後悔もあった。しかし、会議で他校のPTA会長と同席するうちに打ち解け、自分の意見を出せるようになった。PTA総会の効率化や男性保護者による「応援隊」の拡大に取り組むなど、会長としての4年間でつながりを広げた。「自分の子でなくても、みんなかわいく見える」と充実した笑顔を見せる。
○…自らも井土ヶ谷小出身。「いたずらをして、よく校長室に呼ばれていた」と言い、今も校長室に飾られている校長の写真を見ると「背筋が伸びる」と笑う。蒔田中では柔道部で活躍し、団体戦で関東大会へ進むほどだった。南高校卒業後は税理士の母親の仕事を本格的に手伝う。現在は中小を中心に企業を支援。「なるべく会社を訪問し、経営者とコミュニケーションを図っている」と仕事でもつながりを大切にする。
○…午前5時から9時を仕事の事務処理に費やし、「朝活」でPTA活動と仕事の両立を実現。「15Kmまでは自転車で移動」とアクティブな一面も。富士山5合目を目指すロードレース「富士ヒルクライム」に毎年挑戦。「今年の記録は過去最低だったので次は何とかしたい」と目標を掲げる。PTAでは「アンテナを高くし、保護者のネットワークを広げたい」と話し、つながりを大事にし、「子どものため」の組織を動かす。
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