六ツ川などに接する保土ケ谷区狩場町にある英連邦戦死者墓地で8月4日、戦没捕虜の追悼礼拝が行われた。
1946年に保土ケ谷錬成場(旧横浜市児童遊園地)を進駐軍が接収。太平洋戦争中に旧日本軍の捕虜となり、日本の軍需工場や炭鉱で亡くなったイギリスやオーストラリアなど、英連邦戦没者の墓を集めて墓地が造成された。55年に英連邦と日本の間における「戦死者墓地協定」に基づき、敷地を英連邦墓地として譲渡。約1800人が埋葬されおり、過去にはエリザベス女王や故ダイアナ妃も訪問している。追悼礼拝は95年から始まり、毎年、この時期に行われている。
今年の礼拝にはイギリス、カナダなどの大使館、軍関係者らが参列。イギリス海軍海兵隊員も初めて参加した。イギリス地区の十字架の前で関係者が献花すると、参列した約300人は平和を祈り、その後は各国の墓地を回って花を供えた。
参列した70代の男性は「日本で亡くなった捕虜のことを考えると戦争は悲惨。決して戦争を起こしてはいけない」と話した。
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