発言する山崎さん（左）
横浜市が実現を目指す新しい大都市制度「特別自治市」について知ってもらうためのフォーラムが11月10日にみなみん（南公会堂）で行われた。フォーラムは各区で開いているもの。約５００人が参加した。
特別自治市は政令指定都市に代わる制度。市域の地方事務を市が全て担い、県と市の二重行政解消などを目的にする。市は「仕事量にあった地方税が配分され、行政サービスの向上や経済活性化につながる」とする。
フォーラムの前半は林文子市長が講演。指定都市制度が抱える税制上の課題や幼稚園と保育園の所管が県と市に分かれていることなどを説明した上で「実現には国の法改正が必要。粘り強く頑張っていきたい」と実現に意欲を示した。
後半は南区在住の作家・山崎洋子さんと小林一美副市長、大木節裕区長が座談会を行った。山崎さんは大木区長らに向けて「市民が大都市制度を積極的に知ろうとするのと同時に、市は制度実現で生活がどのように変わるのかを分かりやすく説明してほしい」と要望した。 ＝「デスク・レポート」に関連記事
講演する林市長
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