中区や西区、南区を中心に運行する「アサヒタクシー」(本社・中区山元町、藤井嘉一郎社長)がこのほど、業界では珍しい女性乗務員の専門チーム「ハマなでしこドライバー」を立ち上げた。
あらゆる業界に女性が進出する中、国土交通省の統計によると、タクシー業界の女性ドライバーの割合は2・5%で全産業の44・2%と比較すると、かなり低い状況。業界全体が乗務員不足に悩む中、国交省は、女性ドライバーの雇用に取り組む企業を認定する制度を設けるなど、対策を講じている。
同社は現在、約200人の乗務員のうち、6人が女性。藤井社長は「女性のお客様からは女性ドライバーを希望する声が特に多い」という。「ハマなでしこ」のドライバーは急な陣痛や幼稚園の送迎などに対応する「子育てタクシー」に乗務するための業界全体の研修を受けている。
働きやすさを考え、昼間のみの勤務で固定給にしている。藤井社長は「今までタクシー業界に飛び込みづらかった人材を獲得できるのでは」と話す。
女性ドライバーは、買い物代行や通院付き添いサービスを行う同社の「思いやりタクシー」を中心に担当する。同社は今後も女性の採用を増やす方針で、女性オペレーターとドライバーを連携させる仕組みも構築していく。
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