市立横浜総合高校(小市聡校長)の生徒が東日本大震災の被災地などの物産を使い、おかゆ提供や産品販売を行う「横総大感謝祭」が3月2日、弘明寺商店街中央の観音橋上で行われた。
大規模災害時に同校が地域貢献できる可能性を探ろうと初めて企画。参加した18人の生徒は、これまで、東日本大震災被災地の岩手県の釜石漁港や福島県矢祭町のほか、山梨県道志村、長野県上田市の4カ所で漁業・農業体験をしてきた。
4カ所で取れた昆布や米を使い、おかゆを作り、100円以上の募金者に提供。食べた人からは「塩味が利いていておいしい」と好評だった。おかゆは被災時の炊き出しをイメージしたという。
釜石漁港で体験をしたという男子生徒は「漁師さんたちの苦労があって、おいしいものが食べられることを知った。それを横浜でも伝えたい」と話した。小市校長は「今後も感謝祭を行い、地域と関係を作り、災害時に役立てたい」としている。
募金や物産品の売上で約5万円が集まり、一部で害時に使える備品を購入し、学校周辺の町内会に寄贈する予定。
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