任期満了に伴い3月29日告示、4月7日に投開票される横浜市会議員選挙へ向けて、南区から立候補を予定する顔ぶれが固まってきた。今回から定数が5から4に削減される中、現職5人全員と新人1人の6人が名乗りを上げており、混戦が予想される。 =3月18日起稿
市会は定数の見直しがあり、総定数は86のままだが、国勢調査に基づく各区の人口に議席数を割り当てた結果、南区は5から4に減少。鶴見区が6から7になった。
本紙の調べでは、現職は前回の得票数順に自民党の遊佐大輔氏(37、2期)、自民党の渋谷健氏(60、3期)、共産党の荒木由美子氏(59、5期)、公明党の仁田昌寿氏(62、6期)、立憲民主党の伊藤純一氏(46、1期)の5人全員が立候補の準備を進める。ほかに、無所属の新人で会社員の原祥平氏(32)が名乗りを上げ、6人で争われる見込み。
遊佐氏はこれまで崖地の防災対策などに取り組んできた。人口減少、少子高齢化に対し、「勇気を持って未来に向けた施策を実行していくことが必要」と訴える。
渋谷氏は経済活性化、スポーツによるまちづくりなどに注力してきた。「都心臨海部の可能性を活かし、国内外からのインバウンド強化に取り組むべき」と主張する。
荒木氏は消防団員としての経験を活かし、防災対策に取り組む。「中学校給食や所得制限などがない小児医療費無料化の実現、崖地対策に取り組みたい」と訴える。
仁田氏は子育て支援策などに力を入れてきた。防災士としても活動し、「地域防災拠点への非常用電源設備や夜間照明、体育館へのエアコン設置を進めたい」としている。
伊藤氏は前回、民主党から出馬して当選。昨年、立民に移った。「生活に密着するバス路線の確保やミニバスの運行など、地域公共交通の強化に取り組みたい」と訴える。
原氏は労働環境改善に意欲を見せ、「労働者のお金、時間、命も奪うブラック企業をなくし、社会人や大学生の労働基準法に関する知識を向上させたい」という。
タウンニュース社は、市議選立候補予定者にアンケート調査を実施した。当選後、最初に取り組みたい施策やカジノを含むIR施設の誘致に対する考えなど、6問を聞いた。回答は政治情報サイト「政治の村」(https://seijinomura.townnews.co.jp/)で公開している。
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