知的障害、精神障害のある2人の絵画作品を展示、販売する「ふたりの作家の物語」が、3月26日から4月2日まで、中島町のギャラリー而今艸(じこんそう)で行われた。
20点以上販売も
「あーとすたじお源」が企画。同スタジオに所属する本間はるかさんと佐々木津つくみさんが約120点の作品を出展。27日には80人を超える人が訪れ、20点以上の作品が売れた。
スタジオの責任者である福家健彦さんは「健常、障害を問わず、多様性を認め合うコミュニティの場を作りたい」という目標を掲げ、28、29日には対話型の鑑賞会を開催。28日には小学生4人が作品の感想を引き出す手伝いをするファシリテーター(調整役)を交えて鑑賞。一つの作品を全員で見ながら「手に持っている花火を回しているみたい」、「煙に見える」、「緑の線が道に見え、きのこが走っているように見える」「青は悲しいとか、ピンクは楽しかったりドキドキするなど、(作者の)心の感情が表れている」など、お互いの感想を述べ合った。
福家さんは「身内や福祉関係者に一切依存せず、作家を全く知らない環境で公開することにより、純粋なアートとしての評価を問いたかった。絵が売れたら、それは自分が生み出し生活の糧を得られたということ。自立支援にもつながる」と話した。今後は未定だが、対話型鑑賞会を含め、続けていく予定。
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