栄養士が教える食育コラム 7 新学期!お弁当作りのための衛生管理簡単ポイント その2 管理栄養士 山田恵子〈特別養護老人ホーム勤務〉
前回に続き、お弁当作りのための衛生管理について。基本的な食中毒対策(バイキンばいばいポイント)は3つで、原因菌をつけない、増やさない、加熱するでしたね。
今回は、お弁当に詰める時の注意点をお話しします。
作ってから食べるまで時間があるお弁当では、詰める時に「イタミマセンポイント」があります。
水分を減らす、冷ましてから詰める、直接食品に触らないの3つです。
水分を減らす
お弁当箱の側面、容器、カップ等についた水滴も細菌が増える原因になります。よく乾かすか、良く拭いて乾燥したものを使いましょう。煮物などの汁が多い食品は、一度ザルに上げて水気を切りましょう。汁がこぼれることもなく良いことづくめです。
冷ましてから詰める
中心まで温かいまま食材をお弁当箱に詰めると、中心温度が下がらず、細菌が好む温度が長時間続いてしまいます。
せっかく加熱しても、中心温度が高いと傷みやすくなります。必ず、ご飯もおかずもよく冷ましてから入れてください。特に味付けご飯やチキンライスなどは、温度がこもるのでよく冷ましてください。
保温ジャーは一定の温度を保つので、あたたかいまま入れてかまいません。
直接食品に触らない
よく洗っても、手には雑菌がついています。調理用手袋は扱いにくいので、菜箸やおにぎりの時にはラップを活用しましょう。キャラクター弁当を作る時には、手よりも竹串の方が小さい海苔のパーツもつけやすく衛生的です。
栄養ケアステーション白朋苑では、乳幼児のお子さんから高齢者まで、お食事についてもご相談を伺っております。お気軽にお問い合わせ下さい。
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