南永田山王台地区で準備が進められていた地区内の道に愛称を付ける取り組みが今年度から本格的にスタートした。5月18日には、小学生に愛称を考えてもらう会議を開いた。今後は住民アンケートを行い、愛称を決めていく。
ふるさと意識醸成へ
同地区は井土ヶ谷小学校の裏側から横浜国際高校そばまでの範囲。主に平戸桜木道路から山側の地域で、国際高校側は道が碁盤の目のように縦横に走る。このため、「外から来た人が迷いやすい」などの声が出ていた。
同地区連合町内会(岩田春男会長)と南区役所などが昨年9月から11月に開いたまちづくりの人材育成事業「寺子屋みなみ」を通し、地区内の複数の道に愛称を付け、ふるさと意識を醸成していくことを決めた。
企画は連合町内会と同地区でまちづくり活動を行ってきた「ふるさと創生の会」が中心となって進める。町内会側はまず、主な16カ所の道の愛称を付けることにした。
企画の概要と町内会側が参考案として示した16の愛称を紹介した「道の愛称プロジェクトニュース」を4月に発行。5月18日には小学生に愛称を考えてもらおうと、「子ども会議」を永田地域ケアプラザで実施。室内に紙を使って道を再現したり、町内の歴史などを説明した上で考えてもらった。井土ヶ谷小、永田台小、六つ川小から16人が参加。男子児童は、京急ガード下から白幡神社へつながる車1台分しかない細い道を「ケンカ道」と名付けた。児童は「車が向かい合っている姿をよく見るから」と理由を説明していた。
6月12日にある「地区懇談会」でも参加者に道の名前を考えてもらうほか、6月発行の「プロジェクトニュース」でもアンケートを行い、広く愛称を募っていく。それらを踏まえ、7月以降に愛称を決める会議を開く。
プロジェクトリーダーの堀木一男さんは「子どもが多くの意見を出してくれた。これを機に地域のことをもっと知ってもらえたら」としていた。
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