江戸時代の思想家で横浜の開港にもかかわった佐久間象山(1811〜1864)の考え方を学ぶ勉強会が9月25日、アニヴェルセルみなとみらい=中区=で行われた。
洋服店「AOKI」を運営するAOKIホールディングス=本社・都筑区=の青木擴憲会長が佐久間象山の考え方に共感を覚え、多くの人に広めようと「佐久間象山に学ぶ会」を立ち上げて企画したもの。市内の経営者やAOKIのCMにも出演した草野仁さん、10月13日に長野市である「松代藩真田十万石まつり」の行列で佐久間象山役を務める俳優の田中健さんら約160人が参加。
青木会長は1958年創業後の7年間、外商時代に長野市によく通い、現地の藩士だった佐久間象山について知る。象山が開いた「五月塾」には、 勝海舟や坂本龍馬が通い、ペリー来航の際には横浜開港を強く主張するなどの功績がある。
象山について詳しい信州大学の坂本保富名誉教授が講演。「先人のごとく、『死に甲斐』を求めて『生き甲斐』」のある今を生きる覚悟が必要」語った。青木会長は「あの時代に世界に目を向け、日本のあるべき姿を構想した象山先生の先見性と国を想う情熱を大切にしたい」と語った。
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