東京実業3年生
六ツ川中学校出身で東京実業高校=東京都大田区=3年の並木寧音(ねお)さんが2月16日に東京都青梅市であった「青梅マラソン」男子10Km高校生の部で優勝した。4月から東京農業大学に進学予定で、箱根駅伝に出場し、自宅付近がコースの2区を走ることを夢見る。
青梅マラソンは市民ランナーからエリートランナーまで参加する。今大会のメイン種目である30Kmでは、女子の部で東京五輪のマラソン代表に内定している前田穂南選手が日本記録で優勝するなど、注目度が高い。
男子10Km高校生の部には179人が参加。並木さんは前半、先頭を見られる位置をキープし、後半にスパート。2位に15
秒差を付ける30分24秒のタイムで優勝した。
並木さんは小学生の時は野球をしていたが、六ツ川中で陸上を始める。3千mで県大会に出場するなどの成績を残し、「人として成長できる」という理由で東京実業高を選んだ。2年生時に関東大会の5千mで6位になるなど、力をつけた。
チームが目標にしていた全国高校駅での都予選(7位)終了後は、大学進学を見据え、自主練習を重ねた。青梅マラソンは過去に同校から4人が優勝していた大会で「高校3年間の集大成のつもりで臨んだ」という。
近所の「2区」走る
4月からは「練習環境が整っている」と東農大に進むことを決断。以前は箱根駅伝の常連だった同大学も、本選出場は2014年が最後。「箱根駅伝に戻れるようにしたい」と言葉に力が入る。自宅そばが駅伝2区のコースでもあり、自主練習で名物の権太坂を走ることもある。「近所を走れば、知っている人も応援してくれる。まずはけがをしないように大学で練習を積み、スピードとスタミナをつけたい」と話し、大きな舞台での活躍を目指す。
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