南区の小学生バレーボールチーム「横浜優和クラブジュニア」出身で春高で準優勝した 渡邊 秀真さん 磯子区在住 16歳
「為せば成る」で突き進む
○…高い跳躍力を武器に強烈なスパイクを打ち、2年生ながら東京都の強豪・駿台学園の主力として活躍。チームの2年連続となる準優勝に貢献した。身長190cmを超える選手が集まるコート上では178cmの体が小さく見えるが、果敢に攻めるプレーが持ち味だ。「今大会は無観客試合で独特の雰囲気を感じた。来年こそ優勝して今まで支えてくれた皆さんに恩返ししたい」と早くもリベンジに燃える。
○…小2で横浜優和クラブジュニアに入りバレーボールを始めると、中学から駿台学園でプレー。中2で全国制覇を成し遂げた。その経歴から順風満帆に見えるが、高校入学直後に椎間板ヘルニアが悪化して手術することに。練習できない日々が続いたが優和で培った「困難に立ち向かう強い心」でリハビリに励み復帰すると、高1の秋からレギュラーの座をつかんだ。「小学生のころ、監督の『つらい時こそ逃げないで』との言葉が支えになった」
○…コロナ禍で全体練習ができない中、ランニングや筋力トレーニングなどの地道な練習に取り組んだ。「学業との両立など、効率的な時間の使い方ができるようになった」とコート以外での成長も実感する。目下の目標は「ブロックがうまくなりたい」と話し、大柄な選手に負けない技術を磨くため汗を流す。「跳ぶタイミングなどに気を付けて相手の得点を防ぎたい」と力強く話す。
○…アニメ「呪術廻戦」がマイブームで友人との会話が楽しいと、今どきの高校生らしい一面も。好きな言葉は”為せば成る”。「まずは行動し、諦めずに努力するという強い意志を持ち続けたい」と芯の強さを見せる。あと一歩のところで涙した2年間。謙虚さを忘れずに見据えるのは「全国制覇」だ。
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