大岡在住の高校生ウインドサーファー、橋本陸(り)汰(た)さん(17)=人物風土記で紹介=が昨年12月に静岡県で行われた「浜名湖フリースタイル選手権スペシャルクラス」で優勝し、プロの資格を得た。橋本さんは「得意の大技が決まった。プロとしての自覚を持ち、子どもが憧れる選手になりたい」と抱負を語る。
ウインドサーフィンはセイル(帆)で風を受けながら水面を滑走するスポーツで、波乗りの技術やジャンプの高さなどを競う。時速40〜50Kmのスピードが出ることから、強靭な腕力や柔軟性が必要とされる。
橋本さんは12月19、20日に行われた同大会でプロを目指す選手が集う「スペシャルクラス」に出場。セイルを飛行機の翼のように寝かせて横回転する「シャカ」という大技を決めて優勝した。
風に乗る「快感」
小6の時、友人に誘われて競技を開始。「風に乗る快感を覚えた」とすぐに虜になった。当初は遊びの延長でプレーしていたが、大会で好成績を残す度にプロへの思いが強くなったという。
横須賀学院高校に通う2年生。現在は逗子のウインドサーフィンチーム「マリーンブルー」に所属し、杉匠真さんなど世界で活躍する選手と練習する。競技の楽しさを知ってもらおうと、インスタグラムで練習風景を積極的に発信し、競技の普及にも力を入れる。
4月にデビュー戦
4月からプロの大会に参戦する。「アマチュア時代と同じことをやっていては勝てない」と空中で体をひねりながら1回転する大技「バーナー」の習得に励む。また、3月6、7日に行われる「全日本アマチュアウエイブ選手権」での優勝を目指す。「アマチュアの試合はこれが最後になるので、優勝で締めくくりたい」と闘志を燃やす。
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