横浜市は新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、病院や診療所による「個別接種」を行う約600の医療機関を5月17日に発表した。しかし、発表直後から医療機関に問い合わせ電話が殺到し、連絡先を非公表にしたり、接種自体を取り止める医療機関が相次ぐ事態になっている。
17日に発表されたのは、個別接種を行う医療機関で、直接予約を受け付けるもの。当初の発表では、南区では20の医療機関が対象だった。発表直後から各医療機関には問い合わせや予約を求める電話が殺到した。通常診療に支障が出るほどの問い合わせが相次いだ医療機関もあった。個別接種を行う予定だった南区のある医療機関は17日、サイト上で「ワクチン接種は行っていません。集団接種の方に協力しています」と個別接種を行わないことを表明した。
本紙の調べでは、南区の20カ所のうち、発表された17日のうちに非公表や辞退を決めたのが4カ所。その後も増え続け、24日正午時点で市のサイトに記載されているのは10カ所で、当初公表された半数が非公表か辞退したことになる。
市は申し出があった医療機関をサイトの一覧から削除しており、「最新情報はサイトで確認してほしい」と呼び掛ける。南太田に住む70代の男性は「ネットを見られない人は、最初に発表された医療機関に電話をかけ続けている」という。
南公会堂での集団接種は5月19日に始まった。水、木、土、日曜日に事前予約した人が接種を受けている。
ワクチン接種に関する問い合わせは市コールセンター【電話】0120・045・070(午前9時から午後7時)。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|