六つ川小学校などで練習する小学生バレーボールチーム「横浜優和クラブジュニア」は選手に食事の楽しさを深めてもらおうと、7月10日の練習後に大丸町内会館で特別授業を行った。
同チームの大村恵利監督は管理栄養士で、食育推進を図るコーディネーターとしても活動する。バレーボールの技術だけではなく、将来の健康を考えた体づくりを選手に伝えるべく、料理教室などを開いて食育指導を行っている。
この日は、日本栄養士会が発行する教材を参考に「食の五感」を研ぎ澄ます授業を展開し、選手15人が参加。「グリーン」と「ゴールド」2種類のキウイフルーツを食べ比べ、味の違いなどをワークシートに書いた。
大村監督は食事中は味覚のほか、食材の舌触りや歯ごたえを感じる触覚、鼻の中に広がる風味を感じ取る嗅覚などがはたらくことを解説。アスリートの食事は単なる栄養補給ではなく、楽しみながら味わうことの大切さを訴え掛けた。
授業の後半は一人ひとりが感じたことを全員の前で発表し、キウイフルーツの生産が盛んなニュージーランドについて勉強した。大村監督は「五感は人によって違う。自分の意見を持つと同時に、相手の考えを受け入れる姿勢が大事」だと話し、道徳心を養う授業でもあると語った。
主将の野津敦矢君(6年)は「日ごろの栄養バランスを考えるきっかけになる授業で勉強になる。バレーボールの練習に限らず、丈夫で健康な体づくりも頑張りたい」と話した。
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