中高年の単身女性を対象にした「生活設計セミナー」が9月7日、フォーラム南太田で行われ、約20人が参加した。
コロナ禍で先の生活に不安が増している単身女性へ向けて、役立つ情報や行政の支援サービスを紹介しようと、フォーラムが企画したもの。
前半は、一般社団法人ウーマンライフパートナーのサポート会員で社会保険労務士、行政書士の當舎(とうしゃ)緑さんが年金制度や社会保険、ローンと債務整理など、生活に直結するお金の基礎知識について講演。當舎さんは家計運営のポイントとして▽貯蓄は天引きして、目的ごとに分別する▽家計簿アプリなどを使い、自分でできる見直し方法を見つける▽保険と債務を人任せにしない--などを挙げた。
「遠慮なく相談を」
後半は、南区役所生活支援課の職員が生活保護制度やコロナ禍で需要が高まっている資金貸付などの生活相談、家賃支援といった公的なサービスを説明した。職員からは「お金のことで生活に困ると相談しづらいという雰囲気があるが、遠慮なく区役所に相談してほしい」と周囲の目や後ろめたさから生活保護の申請をためらわないでほしいと訴えた。
参加者からは、がん家系での保険についての考え方や高齢者施設の選び方に関する質問が出た。ほかにも、「自分が今できることから始めたい」など、前向きな声も聞かれた。
企画したフォーラム南太田は「シングル女性の中には生活や将来の不安をどこに相談していいか分からない人が多い。今後も支援できるようなプログラムを考えたい」としている。
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