六ツ川1丁目の「トミーズカフェ」で11月20日、パラリンピックの正式種目「ボッチャ」をプレーする交流会が行われた。地域の家族連れなどでにぎわった。
交流会は一般社団法人「ヨコハマ・インクルボッチャ・ラボ」が企画したもの。同法人は、ボッチャの普及啓発や共生社会に寄与する取り組みを目的に10月1日に設立。この日は、設立を記念するキックオフイベントとして、地域住民や特別支援学校の生徒らを招待し、交流を図った。
ボッチャは東京パラリンピックの正式種目。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに赤と青、それぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競うスポーツ。
障害により投球が困難な人は、スロープにボールを転がすことで投球ができる装置を使ってプレーできる。そのため、障害や年齢、体格の有無に関係なく楽しめ、近年は各地で体験イベントが行われている。
視覚障害に対応
誰でも気軽にプレーできる印象のボッチャだが、視覚障害のある人はボールの位置把握が難しいという課題を抱える。
同法人はそうした状況を改善しようと、ジャックボールに発信機を置いたり、ゲーム実況するMCを配置するといった独自ルールを考案。地域で行う交流イベントなどに限り、適用する。
同法人代表理事の佐塚丈彦さんは「パラスポーツの枠組みを越えられるように、企業や行政と連携して競技を広めたい。『誰もが平等に楽しめる』を意識できれば」と普及に力を注ぐ。
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