奉仕団体「横浜南陵ロータリークラブ」(安達信会長)がこのほど、外国にルーツを持つ中学生の保護者を対象とした個別相談会を支援した。保護者は悩みなどを弁護士に相談した。
南区学校・警察連絡協議会が主催し、外国にルーツを持つ生徒が多い平楽中学校と共進中学校で初めて行われたもの。1月19日に平楽中、21日に共進中で開かれた。
保護者の多くは日本語が苦手で、子どもの進路や就職に関する書類を理解できないなどの悩みを抱える。誰に相談したら良いか分からず、度重なるストレスが家庭環境に支障をきたす要因になる場合もあるという。
この状況を改善しようと、相談会の開催に協力したのが同クラブ。発展途上国の支援などに取り組む、六ツ川の県立横浜国際高校「インターアクト部」をサポートするなど、多角的な視点から国際協力に携わっている。今回、コロナ禍でも可能な社会貢献として同協議会の依頼を快諾した。
相談会は在留資格などに詳しい尾家康介弁護士を迎えて行った。中国やフィリピン出身の保護者が訪れ、生活上の悩みや子どもの進路などについて相談。尾家弁護士が子どもの教育をサポートしてくれる施設を紹介するなどの助言を与えると、安堵した様子だった。
共進中の亀井孝洋校長は「保護者の悩みを改めて知ることができ、教職員も地域でのネットワークを広げていくきっかけになった」と手応えを感じた様子だった。
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