神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2022年7月21日 エリアトップへ

別所地区 ボッチャで健康づくり 開始1年、高齢者ら集う

社会

公開:2022年7月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
別所地域ケアプラザでボッチャを楽しむ参加者
別所地域ケアプラザでボッチャを楽しむ参加者

 別所地区でパラリンピックの正式種目でもある「ボッチャ」を楽しむ取り組みが始まって1年が経過した。同地区の保健活動推進員会が高齢者の健康づくりなどを目的に行うもの。コロナ禍でも無理なく行えるスポーツとして広がりを見せている。

 ボッチャはジャックボール(目標球)と呼ばれる白い球に赤と青、6球ずつのボールを投げたり、転がしたりして、いかに近付けるかを競うスポーツ。年齢や性別、体力の有無に関係なく楽しめるため、近年、地域や学校などで体験イベントが行われている。

参加しやすい運動

 地域住民の健康づくりを支援しようと、別所地区保健活動推進員会(中村雅一会長)はウォーキングイベントなどを行っている。その中で、南区でも子どもから高齢者まで、ボッチャが普及しつつあることを受け、健康づくり策として取り組むことを決めた。中村会長は「ボッチャは力を使わず、広いスペースも必要ないので、多くの人が参加しやすい」とその理由を説明する。

 同地区社会福祉協議会の協力を得て、ボールなどの必要器具を購入し、昨年7月から第2水曜日に別所地域ケアプラザ「ボッチャを楽しむ会」として活動を始めた。高齢者を中心に約20人が集まり、適度に休憩を挟みながら、約2時間ゲームを行っている。活動開始から1年となった7月13日の会では、準備運動の後、チームに分かれて対戦を行った。常連の参加者が多く、目標の白い球の近くに赤と青の球が集まる場面が目立った。

 毎月参加しているという87歳の女性は「力もいらず、楽しくできる」とボッチャの魅力を語る。

頭脳戦に夢中

 中村会長は「ボッチャは球を投げるコースを読んだり、駆け引きがある『頭脳戦』でもあり、夢中になれる。今後も感染予防をしながら続けたい」と意欲を見せる。

 ボッチャは屋内で天候や季節に左右されずに行え、児童・生徒が学校で体験しているなどの親しみやすさもある。南区では屋外で行う「グラウンドゴルフ」が盛んで、スポーツ推進委員連絡協議会主催の地区対抗大会が行われるほど。コロナ禍で高齢者の健康づくり支援が難しさを増す中、ボッチャがさらに広がる可能性がある。

南区版のトップニュース最新6

蒔田公園 久々に活気

みなみ桜まつり

蒔田公園 久々に活気

5年ぶり、踊りの花咲く

3月28日

防災学び 地域に伝える

蒔田中2年生

防災学び 地域に伝える

災害への備えなど発表

3月28日

森の保全団体に寄付

太田小6年生

森の保全団体に寄付

三浦での環境学習契機に

3月21日

蒔田公園 5年ぶり大舞台

みなみ桜まつり

蒔田公園 5年ぶり大舞台

23、24日 模擬店やステージ

3月21日

福祉避難所 課題浮き彫り

福祉避難所 課題浮き彫り

火防協研修で図上訓練

3月14日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook