六ツ川地域ケアプラザに自然の力で猛暑をしのぐ「緑のカーテン」が完成した。同ケアプラザのボランティアスタッフを務める大山勇さん=人物風土記で紹介=らがゴーヤーを使って作ったもので、暑さ対策と環境保全を兼ね備える。
緑のカーテンはゴーヤーなどのつる性植物で作る。直射日光を遮ることで、室内温度の上昇を抑える。冷房にかかる電気代の節約や温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出抑制にもつながる。
ケアプラザは7年前から夏に緑のカーテンを設置。大山さんが自宅で作り、猛暑対策の効果が得られたため、施設に提案して導入された。
毎年5月ごろ、種から育てたゴーヤーの苗を建物に張ったネットに巻いて固定。成長したつるが建物から発せられる輻射熱を抑え、緑に実ったゴーヤーは食べられる。熟して赤くなった実から取った種が翌年のカーテンの資材となる。
施設の利用者からは「緑が見られて落ち着く」と好評だという。大山さんは「省エネで猛暑対策になるほか、緑が心を癒してくれる。立派に育ったカーテンを見てほしい」と呼び掛ける。
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