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南区版 公開:2022年10月27日 エリアトップへ

定住難民らスポーツ交流 横浜国際高で3年ぶり

コミュニティ社会

公開:2022年10月27日

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試合後に握手する参加者
試合後に握手する参加者

 県内のベトナム、カンボジア、ラオスの定住難民らがスポーツで交流を図る「アジアスポーツフェスタ」が10月23日、六ツ川の県立横浜国際高校で3年ぶりに行われ、高校生など約130人が集まった。ウクライナの避難民の話を聞く時間もあり、心を通わせた。

 定住難民の交流企画は2008年から19年まで、モントリオール五輪の女子バレーボール金メダリストらによるNPO法人が行っていた。コロナ禍でこの2年間は開催できず、今回から元テレビ朝日アナウンサーでスポーツ文化ジャーナリストの宮嶋泰子さんが代表理事を務める一般社団法人カルティベータが主催を引き継いだ。宮嶋さんは、横浜国際高の前身である県立外語短大付属高の出身で、これまでもNPOの一員として同フェスタに携わってきた。

ベトナムなど

 前半はベトナム、カンボジア、ラオスの定住難民に同校生徒らが加わり、バレーボールの試合を行った。金メダリストの金坂克子さん、矢野広美さん、元日本代表の益子直美さんもアドバスを送った。その後は障害物レースがあり、体育館は声援に包まれた。

 後半は、参加者全員がウクライナ紛争を受けて5月に日本へ避難してきたバレリア・ツジさんの話を聞いた。バレリアさんはかつて熊本に10年間住んだ経験があり、ウクライナではフィギュアスケートなどのバレエコーチとして活動。今は東京女子体育大学で新体操を指導する。話を聞いたカンボジアの定住難民からは、今後の生活のアドバイスが送られるなど、境遇が近いことから、バレリアさんを心配する声が相次いだ。

 宮嶋さんは「ここでは(かつて戦争状態だった)カンボジアとベトナムの人たちが笑顔で会話している」とスポーツを通した長年の交流の成果を語り、「大学生、高校生が定住難民と接することができるのは貴重な機会」と話し、難民の世代交代が進む中、取組を継続させたいとした。

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