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認知症 専門医らがチームで支援 市が設置 面談などで早期診断・対応
横浜市は認知症の人やその家族を支援する「認知症初期集中支援チーム」を各区に設置している。南区では2018年9月に認知症対応に実績のある佐藤病院=南太田=に設けられ、認知症の専門医や看護師などが家族の相談を受けたり、家庭訪問を行い、早期に必要な医療機関や介護サービスにつなげている。
支援対象は、在宅で40歳以上の認知症が疑われる人や認知症の人で▽医療・介護サービスを受けていない、または中断している▽医療・介護サービスは受けているが、認知症による症状が強く、対応に困っている人のいずれか。希望する本人や家族らが地域包括支援センター(地域ケアプラザ)か区役所に相談。その情報がチームに提供され、家庭訪問を行い、必要に応じて医療機関の受診調整や介護サービスの利用支援や助言を行う。
専門職など10人体制
佐藤病院に設けられた南区の支援チームは医師、看護師、介護福祉士、作業療法士などの10人体制。これまでに70〜80歳代の人を中心に支援してきた。認知症は本人が自覚していなことがほとんどで、支援の必要性を感じた家族や支援者からの相談が多い。チームは「まずは対象の方の話を聞いて、時間をかけて対応しています」という。面談の結果、本人や家族が受診に前向きになるケースもあるという。
期間は安定的な支援に移行するまでの6カ月が目安。その後は定期的な面談などを行ってフォローを続け、地域の中でその人らしく過ごせることを目指していく。
相談に関する問い合わせは南区高齢・障害支援課【電話】045・341・1139、または各地域包括支援センターへ。
南区役所高齢・障害支援課
TEL:045-341-1139
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