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南区版 公開:2023年1月26日 エリアトップへ

蒔田町在住粟津さん 書道展でSDGs発信 西区できょうから

文化

公開:2023年1月26日

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出展された作品を手に持つ粟津さん
出展された作品を手に持つ粟津さん

 蒔田町の書道家・粟津紅花(こうか)さんが「書」でSDGsを発信する書道展を1月26日から29日まで、西区の横浜みなとみらいクイーンズスクエア内のみなとみらいギャラリーAで行う。自然に感謝する内容など、環境保全について考えた約30点を披露。施設を訪れた人々にSDGsへの理解を呼び掛ける。

企業、団体が協力

 SDGsは2015年に国連で採択された持続可能な開発目標で、環境や人権などの社会問題の解決を目指すもの。

 粟津さんは「紅花書道塾」を主宰するほか、各地で書道パフォーマンスを実施。新型コロナウイルスの収束を祈願した「書」を世界から集めて、それを動画にしてYouTubeで発信する取組を行うなど、書道を世界に広める活動にも力を入れている。昨年11月にベトナムのハノイ行われた「神奈川フェスティバル」では「ありがとう」などの感謝の気持ちを示した字を書くワークショップで、コロナ禍で気持ちが沈んでいる現地の人々を元気付けた。

 紅花書道塾の30周年を記念した書道展の企画を進める中、「社会貢献になる要素を盛り込みたい」と模索。個人の行動次第で世界的な社会問題を解決できるというSDGsの可能性に注目し、SDGsの取組を進める地元の企業・団体に呼び掛けて書道展の開催に至った。神奈川銀行や神奈川トヨタ自動車の社員などが環境保全や世界平和を願って書いた約30点の作品を展示している。

SNSで世界へ

 粟津さんと同じく書道家の長女・紅扇(こうせん)さん=人物風土記で紹介=、長男・紅翔(こうしょう)さんも書道展の企画に協力。紅扇さんは「日ごろから手書きの文化を継承する役割の重要性を感じながら活動している。SDGsを書で表現することで、書き手も読み手も理解を深めるきっかけになるはず」と考え、初めての取組に迷いがなかったという。

 書道展には障害者や紅花書道塾の生徒の作品も展示され、粟津さんのSNSでも配信される予定。粟津さんは「ベトナムで行われたイベントがきっかけで、海外の人々とのつながりが増えた。会場に足を運ぶのが難しい人が作品を見られるようにSNSでの発信にも力を入れたい」と話す。

全国規模の表彰

 紅花書道塾に通う中学3年の関莉果さんが「第69回全国少年新春書道展」中学生の部で特選を受賞した。応募総数3万751点の中から300人しか選ばれないという表彰で、神奈川県からは5人が獲得した。

 関さんは小学生時代を含めて3回目の特選受賞となったが、中学生になってからは初めての快挙に喜んでいるという。

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