大岡5丁目に式場を構える「セントラルホール横浜葬儀社」が8月5日、落語や琵琶演奏を盛り込んだ「怪談ナイト」を同社上大岡駅前式場=港南区=で行った。
コロナ禍で地域の夏祭りなどが中止となり、「楽しみを届けたい」という思いで初めて企画。故人が未練を残さないように供養する「葬儀」と幽霊や妖怪を題材にする「怪談」は真逆の位置にあるが、「ギャップが面白いのでは」と思い立った。先祖に楽しい思い出を届けられるよう、お盆前に行うことにした。
怪談ナイトは三線演奏、同社の葬儀ディレクターの講座、琵琶演奏、落語の4本立てで進行。薩摩琵琶・鶴田流の川嶋信子さんは「耳なし芳一」を語り弾いた。落語家の桂歌助さんは怪談噺「皿屋敷」を披露。巧みな話術で観客を魅了し、盛り上げた。駐車場には模擬店が登場し、家族連れでにぎわった。
同社の尾形慈真社長は「イベントを事前予約制としていたが、定員を超える応募があった。皆さまの喜ぶ顔が見られて良かった」と話し、初企画に手応えを感じていた。
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