市立南吉田小学校(金子正人校長)の3年生が同校そばの町内会が行う健康体操に取り入れてほしい動きを考え、住民に審査してもらうための発表会が8月31日にあった。
3年生の3クラス(98人)は、学習の中で地域を歩く中、真金町第一町内会が健康づくりのために真金町公園で月2回行っている「脳トレウォーキング」を目にした。この企画は認知症予防なども意識し、手足を使いながら歩いたりするもの。
児童は住民に元気になってもらおうと、肩や腰、腕、ひざなどの8つの部位ごとに身体をほぐす動きを考えた。発表会には脳トレウォーキングを中心的に推める「活動委員」の10人が参加。部位ごとに各クラスの発表を「協力体制」や「面白さ」の観点で評価し、順位を付けていった。
8つの部位 工夫凝らす
ストレッチのような動きや両手にタオルを持って上下させるもの、2人1組で手で押し合うような動きなどが披露された。部位ごとに1位のクラスが発表されると、児童からは「やって楽しかった」「1位になれなかったけれど、見てもらえてうれしかった」との感想が聞かれた。
地域に貢献したいという児童の思いで進められた企画に同校学校運営協議会の会長でもある同町内会の淺野政一会長は「学校を核とした地域づくりとして良い取組になった」と喜んだ。
3年担任の矢島美沙子教諭は「地域の方のために何かをしたいという子どもの思いが強くなるのを感じた」と話した。同校の金子校長は「地域との交流、ふれあいがさらに進んでほしい」と述べた。今後、1位に選ばれた体操は動きをまとめ、曲に合わせて一つの体操にする予定だという。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|