六つ川小学校などで練習する小学生バレーボールチーム「横浜優和クラブジュニア」出身で、駿台学園中学校=東京都=の佐藤朱莉さん(3年)が8月に愛媛県で行われた「第53回全日本中学校バレーボール選手権大会(全中)」に出場し、同校の3位に貢献した。
同校は激戦区と言われる関東大会で5位となり、全中の出場権を獲得。36チームが9グループに分かれて戦う予選を勝ち抜き、決勝トーナメントに進出した。
佐藤さんは攻守の要とされるミドルブロッカー(MB)として出場。身長168cmでMBとしては大きくないが、スパイクやブロックを決め、昨年のベスト16を上回る3位に導いた。また、大会の優秀選手に選ばれるという快挙も成し遂げた。
家5時に出て朝練
昨年の新チーム発足後、佐藤さんはスランプや体調不良もあり、レギュラーを外された。自身のプレーを見つめ直し、朝練習を開始。六ツ川の自宅から駿台学園まで片道2時間を要すが、毎朝、自宅を午前5時に出発して体育館で苦手なサーブを打ち続けた。
母・奈都子さんは仕事がある中、佐藤さんを行き帰りともに自宅と最寄り駅間を車で送迎。ハードな練習で体重が減らないように、栄養バランスを考えた弁当と軽食を手渡して娘を支えた。奈都子さんの懸命なサポートもあり、佐藤さんはレギュラーに返り咲いた。
佐藤さんは全中で3位になったことを横浜優和の大村恵利監督に報告。中学の部活は引退となったが、進学する駿台学園高校でも競技を続ける予定で、横浜優和、中学で1学年先輩の渡邊愛菜さんらとともに全国制覇を目指す。「春高やインターハイに出場し、家族や大村監督など、お世話になっている人に恩返ししたい」と話す。
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