真金町第一町内会(淺野政一会長)が2月10日、災害時の心理状況や行動について考える防災学習会を寿東部連合町内会館で行い、約30人が参加した。
南区役所地域防災担当の秋元竜也係長を講師に招き、前半は災害時の避難所(地域防災拠点)の役割や備蓄品などについて説明を聞いた。後半は最近注目されている災害時の心理状況に関する解説があった。
目の前で災害が起き、危険が迫っていても、「そんなことはない」「自分は大丈夫」と都合の悪い情報を排除し、「正常な状態である」と思ってしまう「正常化バイアス」の例を紹介。2003年に韓国の地下鉄で発生した火災では、車両内に煙が立ち込める中、乗客の多くが「大丈夫だろう」と思って避難せず、結果として100人を超える犠牲者が出た。秋元係長は「災害時は思い込みや想定にとらわれないで行動することが大事」と話した。
参加者からは「初めて正常化バイアスという言葉を聞いたが、自分にも当てはまると感じた」などの声が聞かれた。
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