マップを作った大岡川アートプロジェクト実行委員会の(左から)服部典子さん、杉山孝一さん、藤田治さん、金子千津子さん
蒔田、吉野町、南太田周辺の店舗やスポットをまとめた「みんなのお気に入りマップ」が昨年12月に完成し、各所で配布されている。
このマップは市民団体「大岡川アートプロジェクト実行委員会」（杉山孝一委員長）が製作したもの。Ｂ３変形型で折り畳み式、１万部を印刷した。
同実行委員会は毎年12月に光をテーマにしたアートイベント「光のぷろむなぁど」を行っており、地域住民主体のイベントを行う中でまちへの愛着が高まり、自分たちが住んでいる地域をもっと知ってほしいとの願いからマップづくりを考えた。今年度から南区役所が始めた「みなみ区民文化活動支援事業」に選ばれ、区から30万円の補助を受けて活動していた。
「お気に入りの場所」をアンケートを通して約２００人から聞き取り、93カ所を特長とともに地図に反映させた。弁当店について「店の人がおいしくなる魔法をかけてくれる」と利用客でしか得られない情報も多く記載されている。また、日枝小児童らが描いた大岡川や蒔田公園の絵も１００点近く掲載されている。
企画を進めた椎橋良太さんは「自分のまちを知らない人が意外に多かった。まちの人の声を集めることによって、自分が住む地域を再発見してもらえれば」と話している。
マップは吉野町市民プラザやフォーラム南太田などに置かれている。
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