神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2013年7月4日 エリアトップへ

Y校出身で高校野球神奈川大会の開幕戦で始球式を行う 中村大伸(だいしん)さん 永田北出身 47歳

公開:2013年7月4日

  • LINE
  • hatena

夢を追う永遠の野球少年

 ○…「Y」の文字が入ったマリンブルーのユニフォームが全国の野球ファンに鮮烈な印象を与えた甲子園準優勝から30年。当時の中心選手が開幕戦で大役を務める。県高野連側からの依頼に「すぐに快諾した」。現在は戸塚区で少年野球チームの監督を務めるが「子どもにとって高校野球は良いお手本となるもの。その場所に立てるのが嬉しい」と日焼けした顔がほころぶ。

 ○…小学4年から「永田オックス」で野球を始め、投手に。永田中で外野手に転向。「憧れのユニフォームが着たい」と横浜商業高校に入学。1年生は夏までグラウンドに入れず、基礎体力を付ける練習のみで、ボールに触ることすらできなかった。しばらくすると、「球の回転がいい」と外野手ながら、打撃投手として練習に加わった。2年春からベンチに入り、3年春には選抜大会で全国準優勝を果たした。5番センターとして、日本一を目指した夏も甲子園に進んだが、決勝で桑田真澄、清原和博らのPL学園に敗れ、またも準V。「二番で良かった。求めるものがあるからこそ頑張れる」と、今でもその経験が指導に役立っている。

 ○…卒業後は日体大、NTT東京でプレーを続け、30歳の時に迎えたアトランタ五輪では、主将として後にプロ入りする選手をまとめ、銀メダルを獲得。引退後はNTTの販売センターで管理職を務めるが、部下に「『やれることをやってよ』と少年野球の子どもと同じこと言う」と笑顔。

 ○…3人の子どもはすべて自分のチームでプレー。小学6年の三男は現在のエースだ。家では野球やサッカーを家族でテレビ観戦。「いいお手本なのに、私がうるさくて、子どもはテレビから離れてしまう」と苦笑い。今後は「一人でも多くの少年に野球の素晴らしさを伝えていきたい」と夢を語る言葉に力が入る。憧れのマリンブルーのユニフォームを再び身にまとい、一日限りの高校球児に戻る日はもうすぐだ。

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook