シニア女性南中生 「情報ボランティア」学ぶ 災害に備えネット活用
災害時に役立つ情報の活用方法などを学ぶ連続講座の最終回が12月21日、市立南中学校(河島一校長)で開かれた。市内を中心に子育て支援活動を行うNPO法人「シャーロックホームズ」(東恵子理事長)が企画したもの。東日本大震災を受け、災害時の情報収集能力を養うことなどを目的に8月と10月にも実施し、中高生と60歳以上の女性を対象に、災害用伝言ダイヤルの使用法などを説明した。
今回は、パソコン部に所属する生徒6人と区内在住の女性2人が参加。現役大学生で震災被災地の復興支援を行うNPO団体で活動する大西智樹さんが講師となり、災害時にインターネットなどを利用して救援活動をサポートする「情報ボランティア」の役割を解説したほか、役立つ情報サイトをパソコン上で探し、参加者がその情報を掲載するホームページを作成した。
また、自分たちが住む土地の地盤状況が確認できる区の「わいわい防災マップ」を使用し、大規模な地震が発生した場合に想定される被害などを確認した。
同校の石川悠斗君(1年)は「災害時に役に立つ情報を自分でも簡単に発信できることが分かった」と話した。3回続けて講座に参加した六ツ川在住の本多睦子さんは「(講座を通して)新しい発見がたくさんあり、情報収集の知識を深めることができた」と防災への意識が高まったという。
同法人コーディネーターの澤木麻利子さんは「山坂が多い南区の特徴に合わせた災害時の取り組み方などを知ってもらえたのでは」と話し、大西さんは「パソコン操作に慣れている中高生が情報を発信していくきっかけになれば」と、幅広い世代に情報ボランティアが広がることを期待した。
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