蒔田連合町内会(茅野繁会長)が1月14日、市内の資源物回収団体らと家庭から出される古紙・古布の回収量に応じて共同募金に寄付される企画実施の調印を行った。市内5例目で南区では初めて。
企画は市資源リサイクル事業協同組合とNPO法人横浜市集団回収推進部会の2団体、共同募金に関わる県共同募金会、市社会福祉協議会の計4団体が2014年に立ち上げたもの。
量に応じて寄付金
地区で回収した古紙・古布1トンにつき50円が組合と推進部による「よこはま市民の回収」から赤い羽根共同募金に寄付される。その寄付金が地区社会福祉協議会を通じ、回収地域の福祉活動に活用されるもの。区内で集団回収を連合町内会単位で行っているのが同地区だけだったため、組合側から声がかかった。
環境活動への関心の高まりなどを背景に、資源回収の全体量は頭打ちの状況にある。同部会によると、市内の家庭から出される年間約60万トンの燃やすごみに、古紙が1割含まれるという。この企画によって資源物を掘り起こしたい考えがある。
同町内会の茅野会長は「年間600トンほどの回収があるので、分別をきちんと行い、回収量を増やしたい」と話す。同地区社会福祉協議会の栗田一伸会長は「得られる寄付金は住民と蒔田中学生の交流など、次世代の育成に使えれば」と構想を描いていた。
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