六ツ川在住の作曲家・藤元薫子さん(81)が今年、作曲生活60年を迎えた。南区制50周年記念歌をはじめ、これまでに数百曲を手掛けた藤元さんからコーラス指導を受ける人らが慕い続けている。
藤元さんは戦争中に成美学園(現・青山学院横浜英和中学高校)でピアノに出会い、横浜国大音楽科に進学。在学時から作曲活動を始めた。その後、実家の杉山神社幼稚園で音楽指導を開始。日本神話を基にした歌劇を作詞、作曲するなどしてきた。童謡も数多く手掛け、藤元さんは「正確には分からないが、数百曲は作っている」という。
1994年の南区制50周年記念歌「風は南から」の作曲や賀詞交歓会の市歌斉唱時の指揮者を務めるなど、南区との関わりも深い。同時に杉山神社幼稚園の保護者らの「コールなおび」などのコーラス団体の指導も続けている。
親子3代で演奏
作曲活動60年を迎え、7月には関係者がパーティーと演奏会を企画。指導を受ける団体などが藤元さんの作品約20曲を歌った。息子の政光さん、孫の優成君と3人でピアノ演奏をする場面もあった。
藤元さんは「今でも電車に乗っている時や外出先でメロディが思い付くと、メモしている」という。コーラスのメンバーには「みんなのおかげでやる気が出る」と伝えており、これからも音楽活動を続けていく。
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