南吉田小学校と寿東部地区の住民が対象となる同校地域防災拠点の合同訓練が11月9日にあり、外国籍を含む児童の保護者引き取り訓練などがあった。
同校は東日本大震災を受け、学校と地域防災拠点の訓練を2011年から合同で開催している。
大規模地震が発生し、児童を保護者に引き渡す訓練を行った。地域住民は、保護者に氏名を書いてもらう受付窓口を設置。児童の半数以上が中国やフィリピンなど、外国に関係していることから、児童が通訳係として加わり、受付で地域住民をサポートした。
校庭では、大雨による浸水想定地図を参考に、自宅を地図上にマークしていくワークショップもあり、児童や保護者は自宅や周辺の様子を確認していた。
同拠点運営委員会の木村雅一委員長(寿東部連合町内会会長)は「学校と一緒に訓練をすることに意味がある」と振り返った。同校の金子正人校長は「外国人の保護者の方も多く参加し、防災への意識の高まりを感じる」と話した。
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