清水ヶ丘のあずま医院の院長、東都(あずま)千春医師が昨年11月に二輪車事故で危篤状態となった男性の救命処置を行い、このほど、県医療用自動車協会(澤井博司会長)から表彰状が贈られた。
昨年11月30日午後2時ごろ、東都医師は、そごう横浜店近くの国道1号線下り線を医療用自動車で通った。すると、前方を走っていた白バイ隊員が転倒。乗っていた男性は体を地面に強く叩きつけられた。
東都医師は自動車を停車させて男性のもとへ駆け寄り、すぐさま119番通報。出血はあまり見られなかったが、男性の意識はなく、呼吸は止まっていたため、肺の損傷を配慮しながら人工呼吸を行った。
近くにいたトラック運転手が周囲の安全確保、そごう横浜店の職員がAED(自動体外式除細動器)を持ってくるなどサポートした。事故から約10分後に救急隊が到着し、男性は横浜市大病院に搬送された。下肢に麻痺が残ったものの一命を取り留めた。
東都医師は「交通事故の負傷者救護は初めてだったので少し緊張したが、皆さんのサポートがあったので冷静さを保てた。今後もいろんな場面を想定し、医師の役目を全うしたい」と話した。
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