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南区版 公開:2022年11月17日 エリアトップへ

榎町にある「照隆寺」の住職で、地元住民らと「こども食堂」を主催する 前島 照力さん 榎町在住 56歳

公開:2022年11月17日

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感謝の連鎖 子どもたちに

 ○…「良い場所・時間を子どもたちに提供したい」――。地域に開かれた寺として、交流拠点の一角を担っている。11月11日、こども食堂「ありがとう食堂」を初めて行い、両親や友人を思いやる心を忘れないでほしいと子どもに呼び掛けた。「お寺を堅苦しい場所だと感じずに、コンビニに行くような感覚で気軽に足を運んでもらえれば」と微笑み、身近でアットホームな寺を心掛ける。

 ○…東京都出身。渋谷区の乗泉寺で働いていた僧侶の父の背中を見て育ったが、「自らの意思で僧侶の道に進んだ」ときっぱり。「仏教は人間学」という父の言葉が心に響き、人々を良い方向に導く支えになりたいという思いが芽生えた。大学卒業後、京都での修行を経て、モットーにする言葉が「如蓮華在水」。泥沼で花を咲かす蓮華のように粘り強く生きてほしい――などの意味が込められている。「人は何かしらの壁にぶち当たる。軌道修正しながら困難を乗り越えた先に幸せが待っている」と説く。

 ○…約17年前、照隆寺の僧侶になったことを機に榎町に移り住んだ。成人した2人の息子は蒔田小、蒔田中の出身。南区は子育てという貴重な経験をさせてもらった愛着のあるまちと言い、第二の故郷とも。こども食堂のほか、クラシックライブや朝市の会場を受け入れるなど、「地域の身近なお寺」を貫く。

 ○…傾聴ボランティア講座を受講し、聞く技術を磨く。「僧侶こそ、皆さんの話に耳を傾ける必要がある」と人々の心の重荷を下ろしたいという信念を持つ。学生時代からサザンオールスターズのファン。最近よく聴く曲は桑田佳祐さんの「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」。コロナ禍で気持ちが沈む人を元気付けるような歌詞が仏教用語のごとく心に響く。

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