横浜南法人会
公益社団化10周年祝う
3月28日
蒔田や旧大岡村などの歴史を教え伝える市民団体「南区郷土の歴史研究会」が11月23日、室町・戦国時代の蒔田町にあった蒔田城の周辺地域を住民とともに散策して歴史を学ぶイベントを行った。
蒔田城の城主は足利将軍家の中でも高い家柄を有した吉良氏。現在の横浜英和学院の敷地内にあったと伝えられているが、築城年代が不明で発掘調査や歴史資料が少ないことから、「まぼろしの城」と呼ばれている。1590年に豊臣秀吉が小田原の後北条氏を征伐したことで、後北条氏の配下だった吉良氏の蒔田城も廃城になったと言われている。
同会代表の吉田欣司さん・美佐子さん夫妻が蒔田コミュニティハウスに集まった参加者に、蒔田城址について、約30分間の説明をしてから出発。吉良氏の供養塔がある勝国寺、吉良家の家老を務めた森家の表門があったという蒔田の森公園など、蒔田町の約3Kmのコースを巡った。吉田さんが各スポットと蒔田城との結び付きを解説し、参加者は話を聞いた。
散策の最後に訪れた無量院は源頼朝の息子、貞暁が1209年に開いた寺。吉田さんは「NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が放送されていることもあって、イベントを行った。南区内にも全国に誇れる歴史が詰まっていることを皆さんに実感してもらいたかった」と企画経緯を語る。参加者の田部井仁さんは「旧鎌倉街道の歴史を感じることができた。個人的に再訪したいスポットもある」と感想を述べた。
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