毎週火曜日に阪東橋公園を使って健康づくりのために運動を行っている団体「ハッピー脳トレ♡ウォーキング」のメンバー15人が2月27日、南区役所で山中竹春市長と意見交換をした。市長が各区で活動する団体と対話する事業「市長と語ろう!」によるもの。団体側は「活動を続けることによって参加者が増えている」と成果を市長に伝えた。
「市長と語ろう!」は、市内の団体と意見交換を行い、今後の市政運営の参考にすることを目的にしている。昨年5月に開始し、山中市長が1区1団体を訪れる形で、8月までの1巡目は子育て関係団体との対話を計18回行った。今年2月からの2巡目は福祉や高齢者、防災関係の活動を行う団体と対話している。
「ハッピー脳トレ―」は市の介護予防事業の一つである「元気づくりステーション事業」によって作られた団体。南区役所や浦舟地域ケアプラザの支援を受けながら、2014年から毎週火曜日の午前中に阪東橋公園でウォーキングや体操を行い、毎回40〜50人が参加している。市によると、元気づくりステーションは2021年度時点で市内に342カ所あり、年間で約6800人が参加。現在、南区には「ハッピー脳トレ―」を含めて20カ所あり、場所によって異なるが、週1回から月1回開かれ、健康体操やウォーキングなどを行っている。
27日の集会には団体でボランティアの中心的な役割を果たしている今野康彦さんなど15人が参加。約1時間、山中市長と意見交換を行った。前半は、はしごのような形状をしたラダーを使ってステップを踏む運動を披露。続けて「富士山」の歌に合わせて手足を動かす「富士山体操」を山中市長と一緒に行った。
後半は市長がメンバーに現在の状況や事業に関する市への要望などを聞いた。参加者からは「1度参加すると、楽しくなって続けて参加してくれる人が多い」「いずれは自分たちの孫と一緒に体操したい」など、活動によって前向きな生活を送れるようになったという声が相次いだ。
山中市長は「住民主体で楽しく行われていると感じた。この活動は認知機能の維持につながる」と話し、地域の連帯感向上にも寄与する取組を今後も支援するとした。
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