横浜南法人会
公益社団化10周年祝う
3月28日
授業を行うＫｏｋｕａのメンバー
障害児者の保護者らによる団体「Ｋｏｋｕａ（コクア）」が３月３日、中村小学校の２年生に知的障害について知ってもらう授業を行った。
Ｋｏｋｕａは障害についての啓発活動を続けている。これまでは大人を対象にしたプログラムを提供していたが、学校の中で知的障害について扱われることが少ないと感じ、小学生に障害を理解してもらうプログラムを作成。昨年から市内の小学校で出前講座を開くようになった。
南区の学校での講座は今回が初めて。メンバー５人が教室を訪れ、知的障害者の行動や特徴を説明したビデオや紙芝居を見せた。ほかにも、昔話「桃太郎」の朗読に様々な雑音が混じっている音声を流し、どのように聞こえているかを確かめる体験もあり、児童は聞こえ方の違いに驚いた様子だった。
団体代表の根本益子さんは児童に「優しい気持ちでふれあってほしい」と語りかけた。今後も児童の障害への理解を進めるために学校での講座に力を入れていくという。
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