災害時の活動について南区と協定を結んだ株式会社小俣組の社長を務める 小俣 順一さん 新川町在勤 43歳
100年企業から幸せな場を
○…災害現場などの状況調査のために、自社所有のドローンを使って活動することに関して、南区と協定を結んだ。「災害時の初動が早くなれば」といい、「地域に必要とされる会社でありたい」と思いを語る。
○…中区で生まれ育つ。マイケル・ジャクソンに憧れ、中学生のころにダンスに興味を持った。高校卒業後は振り付けなどの仕事をしていたが、20歳の時、自身が振り付けを指導していた人気テレビ番組「笑っていいとも!」の「いいとも青年隊」に抜てきされた。「コマ」の愛称で3年間出演。タレントを続ける道もあったが「生放送の速いやり取りに付いていけず、実力不足なのが分かった」と芸能界を去り、母親が営んでいた飲食店を1年手伝った後、小俣組へ入社した。
○…入社後は発足直後の介護部門で介護付有料老人ホームで入居者と接し、「若い自分を孫のように扱ってくれた。海パン姿で入浴介助をしていたのはいい思い出」。その経験から「施設をディズニーランドのような楽しい場にしたい」とエンターテインメント性があり、利用者も家族も幸せになれる場作りを目指す。昨年9月、創業100周年の節目で父からバトンを受け、トップに就いた。約550人の従業員を抱えるが、「小さいころから会社に出入りし、その時から知っている社員が活躍しており、頼もしい」と100年企業の結束力を強調する。
○…家には9歳から10カ月まで4人の子がいる。「鍋を振るのが好きで」と夜の会合の前にスーパーで買い物を済ませ、チャーハンやカレーを作るのが得意。「『パパうまいね』と言われる」と目を細める。「地域に必要とされる会社でありたい」と様々な立場の人を支え、101年目の企業を引っ張る。
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